Interview 01
自身の意志で道を拓き、キャリア採用から役員に
財務企画部
2001年入庫(キャリア採用)/工学部卒業
Story 01
大手証券会社から転職。裁量の大きさに仕事の面白さを発見
1991年に大学を卒業して大手証券会社に就職。本社で5年ほど勤務した後、ロンドンに転勤となり1年半ほど勤務。そのままロンドンで日系証券会社の現地法人に転職し、4年ほど勤務しました。その頃、信金中央金庫に勤めていた知り合いから、キャリア採用の話があると紹介いただいたのが、入庫したきっかけです。それまでの2社ではセルサイドだったので、次のキャリアとして、バイサイド、いわゆる投資家としての仕事も一度経験したいと考えまして。また、前職でも、信金中央金庫のロンドン現地法人である信金インターナショナルとの取引があったのですが、その際に接した方々が良い人ばかりで、おおらかで良い会社という印象を持っていたのも後押しになりましたね。そこで転職を決断し、日本に帰国したのが2001年です。
信金中央金庫に入庫後は市場運用部に配属となり、配属直後から想像以上に仕事を任せていただけることに驚きました。自分で「これをやりたい」と進言すると、部長が「よしやってみろ」と言って社内の根回しをして、背中を押してくださり、仕事の任せ方もおおらかだなと。全社的に、新しいことをどんどん進めていこうという気運がありましたね。前職では部門間での意思疎通が難しかったこともあり、かなり違いを感じました。そして、入庫から5年ほど経過すると、さらに大きな裁量を与えていただき、ますます面白さを感じるように。正直に言うと、転職した時点では投資家としての業務を数年ほど経験したら次のキャリアを改めて考えようかとも思っていましたが、この頃になると、かなり愛社精神というか、信金中央金庫で働く面白さを実感し始めていましたね。それは、仕事の裁量が広くて楽しいということもありますし、周りの人に恵まれたことも大きかったです。
Story 02
苦境から逃げず真摯に向き合う姿勢が、今につながる
2007年くらいからマーケット環境が不穏になってきて、2008年にはリーマンショックが起き、保有している金融商品がどんどん劣化していくという事態に。会社としても初の赤字決算を計上するなど、非常に苦しい時期でした。その中でも、何とかしなきゃという一心で「こうすべき、こうしたい」と自分の考えを伝えることを意識して仕事をしていました。幾度となく苦しい局面はありましたが、逃げることなく立ち向かう姿勢を常に意識していたように思います。それまでマーケット環境が良い時期に信金中央金庫で自分の好きなようにやらせてもらっていたからこそ、「会社が苦境に立たされた時に逃げるわけにはいかない」という意識に自然となれたのだと思いますね。
その後、リスク管理部門に移ることに。フロント部門の業務を実際に経験した人間がリスク管理の業務をしたほうがよいということで声が掛かりまして。それまでは自分の部門を担当する役員としか話したことがなかったのですが、リスク管理というのは非常に経営に近い部門です。担当役員以外の役員にも一人ひとりにきちんと説明する機会が多いので、常務以上の役員や理事長との接点が増えました。良い報告ばかりではなく、「今はこういう状況なので、ここは止めるべき」というように、耳の痛いことも言わなきゃいけない。そういった発言を丁寧に行ってきたことで、自分の人間性を認識していただいて、それが後の開発投資部や市場運用部の部門長というポストにつながったのかなと思います。
Story 03
風通しの良いフラットな組織で、自分の存在感を高めていく
信金中央金庫の前に在籍していた2社はかなり巨大な組織で、すべての役員に自分の顔と名前を覚えてもらうのは不可能でした。その点、信金中央金庫は常務以上の役員がそれほど多くないことから面識を持ちやすい。職員全体でも約1,200人の少数で運営されている組織なので、日頃から頑張っている人は、自然と皆から注目されています。かなりフラットな組織で、風通しの良い会社だと思いますね。もちろん指示待ちの受け身ではだめですが、自分自身がフットワーク軽く動けば、意思決定も早く、迅速に物事が運びます。いろんなアイデアを臆せず言えば役員も耳を傾けてくれますし、「じゃあやってみよう」という流れも生まれやすい。自分の意見に対する見解を仰ぎやすいということは、結果、自分の意見も通りやすいということ。そういう点が、面白くて良い会社だなと思いますね。
自分の歩みを振り返ってみると、キャリア採用で入庫し、フロント部門やミドル部門の業務を経て、部門長、そして現在は役員に。様々な経験を通して思うのは、自分一人だけでは何もできないし、人を力ずくで動かすのではなく、皆に助けてもらうことが大事だということです。そして、周りから力をもらうためには、まずは自分自身の人となりを周りに理解してもらえるように動くことも必要だと思いますね。 今後、役員としての目標の一つは、信金中央金庫の認知度をさらに広めていくこと。信用金庫の中央金融機関として各信用金庫との関係性をより強固なものに高めていくことに加えて、他の大手金融機関や事業会社とより密接な関係を築き、さらに強い金融グループに向けて尽力していきたいと思っています。
Daily Flow
ある1日のスケジュール
- 8:00
- 9:00
- 12:00
- 13:00
- 14:00
- 15:00
- 16:00
- 18:00
- 出社
- 経営陣が出席する財務状況などを報告するための会議に参加
- ランチミーティングに参加し、他の金融機関と意見交換
- 取引や財務状況についての報告を受ける
- 海外情勢や金利環境に関するWebセミナーに参加
- 証券会社との面談
- ヨーロッパ関連の取引についての報告を受け、随時相談に乗る
- 業務を終えて退社
信金中央金庫には、新しいアイデアを積極的に活かそうという土壌があります。「こうすればもっと改善できるのでは?」、「こんな仕事に挑戦してみたい!」という意見を遠慮せずに口に出せる人、クリエイティブにいろいろなことに取り組みたい人にとっては面白い会社だと思いますよ。
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