Interview 15
人との関わりの中で、
知見を広げながら長く活躍したい
市場業務部
2021年入庫/経済学部卒業
Story 01
「金融×地域創生」という軸と、温厚な人柄に惹かれて
就活の際に私が大事にしていたのは、「金融」と「地域創生」という視点でした。金融業界に決めたのは、大学時代、企業分析のゼミで、仮想で株式投資のポートフォリオを組んでレポートを作成する中で興味を持ったからです。自分で投資テーマを決め、実際の企業の財務諸表などを見て投資先を決めるのですが、その学びを通して、さらに金融マーケットについて知りたい、この分野で働きたいと思うようになりました。
地域創生につながる仕事がしたいと思ったのは、趣味の国内旅行で様々な地域に行った経験から。それぞれの土地特有の食や文化に触れる楽しさを知り、自分も地域の活性化に関与できる企業や団体で働きたいと考えるようになりました。
そんなときに知ったのが、信金中央金庫でした。職員訪問をしたり、座談会にも参加したのですが、そこで触れた職員の方々の人柄に惹かれました。実はその頃少し就活に悩んでいたのですが、とても丁寧なアドバイスをいただいて。そして、温厚な中でも、皆さんが「信用金庫のために」という強い信念をもって働いていることにも強く惹かれました。こういう環境で、こういう方々と一緒に働きたいと思いましたね。まさに、“ビビッときた”感じです(笑)。
Story 02
手厚い指導のもと、大きな仕事を任される緊張感と充実感
入庫後に配属された市場業務部は、マーケット運用のフロント部門である市場運用部や開発投資部が行った取引の事務処理を担当するバック部門。私が所属するチームの担当は、担保の受け渡しや市場取引の時価算定です。担保とは、証券会社と行っているスワップ取引の担保のことで、私はその管理表の作成などを担当しています。毎日、1社あたり何千万円、何十億円という担保を数十社分も取り扱い、交渉まで行うのですが、このような重要な仕事を任せていただけることに、緊張感と大きな充実感を感じますね。
とはいえ、入庫直後は何もわからないところからのスタートで、先輩がマンツーマンで指導してくださいました。座学ではなく、“即実践”。日々の業務を行う中で専門用語や業務の意味なども教えてくださったので、業務知識も金融知識も同時に深めることができました。周りは優しい方が多く、わからないことを聞きやすい空気がいつもありますね。これは就活時に抱いたイメージ通りでした。
先輩方のおかげで、業務の進め方は入庫2か月ほどで一通り身につきました。最初は大変でしたが、日々、できる仕事の範囲が広がっていくのが嬉しく、もっと頑張ろうという気持ちになりますね。今後は、自分の業務を正確に遂行するのはもちろん、業務の背景や他部門とのつながりについても理解を深めていこうと思います。
Story 03
憧れの先輩に学びながら、皆に頼られる存在をめざしたい
入庫2年目からは、新しく部門に入った後輩を教える立場になりました。自分で行うのと人に教えるのとでは大きく違うので、とても勉強になります。たとえば、わかっていたつもりでも、言葉で説明してみると自分の理解が曖昧だったと発覚したり、普段と違うイレギュラーなことが起こった際などの対応力が不十分だったり。
人に教える側になって初めて、先輩方は、新人の私が大きなミスをしないよう配慮しながら教えてくださっていたのだとわかりました。今後は私も同じように、口を出しすぎず、且つしっかりと後輩をサポートしていくつもりです。
今後の目標としては、先輩のような“頼られる存在”になること。先輩方は、誰からも頼られるくらい知識や経験が豊富で、取引金額のちょっとした違和感などにいち早く気づけるほどです。私も、社内外の研修なども利用しながらマーケットの知識を身に着け、実務経験を積むことで、後輩や周りの皆に頼られる存在をめざしたいです。そして、長期的な目標は、ワークライフバランスを保ち、結婚後も子育てをしながら働き続けること。先輩方も、早めに出社して早く退社するなど、スライドワークなどを利用して子育てと仕事を両立されているので、私も同じように長く活躍したいと思っています。
Daily Flow
ある1日のスケジュール
- 8:30
- 9:00
- 10:00
- 11:30
- 12:30
- 15:00
- 16:30
- 17:15
- 出社後、メールチェック。専用端末で企業の格付情報や債券価格を取得
- 担保の管理表を作成
- システムを通じて、証券会社と担保の受渡金額を交渉
- 昼食
- 引き続き、担保の受渡金額を交渉
- プライスチェック(取引に使われているレートの妥当性などを確認)
- 市場金利のレートを取得
- 業務を終えて退社
就活をしていると、一人で悩みを抱え込んでしまう人も多いかもしれません。そんなときは、いつも以上に友達と話したり家族に相談したりして、じっくり考えるのがいいと思います。誰かと話す中で、自分がやりたいこと、進みたい方向がきっと見えてくると思います。
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