Interview 05

コンサルティングを通して、
信用金庫を支えたい

信用金庫部(現:コンサルティング推進部)

2016年入庫/総合人間科学部卒業

Story 01

自分なりの「軸」を持ち、長く働ける環境を求めて

大学の頃は、手話サークルに所属してイベントを主催したり、海外のボランティアに行ったりと、勉強以外でも幅広く活動しました。手話や、異なる文化圏でのコミュニケーションを通して学んだのは、相手にどう伝えたらわかりやすいかを考えて工夫すること。今仕事をするうえでも、当時の経験が生きていると思うことがありますね。

就活では、自分の理念や働く目的に共感した企業で長く働きたいと考えていたので、政府系の金融機関など、設立目的や意義が明確な企業を志望していました。その中で信金中央金庫に決めたのは、どの方とお話ししても、「信用金庫のために仕事をしている」という想いが一貫していて、ここまで一人ひとりに理念や文化が根付いているところなら、私も「軸」を持って働けると思ったからです。

入庫後は、「一度は、金沢の街で暮らしてみたい(笑)」という希望が通り、北陸支店配属に。為替のオペレーションや事務、融資の稟議書作成などを通じて金融業務の基本を学びました。また、信金中央金庫には、信用金庫研修出向制度という信用金庫の職員として仕事を学ぶための独自の制度があり、私も半年ほど北陸地方の信用金庫にお世話になりました。そこでは、信用金庫の営業担当者の方と一緒に、地域のお客さん、たとえば家族経営の小さな企業などを訪れ、融資のご提案をしたり相談に乗ったりする場面を見たことで、「自分の業務は、このようなお取引先や信用金庫の方々の役に立っているんだ」と実感。信用金庫が地域に根差した金融機関であることは頭ではわかっていましたが、実際に「お客様の顔」を見ることができたのは、非常に良い経験だったと思います。

Story 02

信用金庫の“かかりつけ医”、“総合病院”のような存在として

入庫2年目からは、支店で信用金庫のコンサルティング業務を行う担当になりました。支店でのコンサルティングは、地域の信用金庫が持つ課題に対して解決策を一緒に模索していくこと。例えるなら、“かかりつけ医”に近い仕事だと思います。普段から関わって顔なじみになり、「ちょっと調子が悪いから相談したい」というときに気軽に声を掛けていただける存在です。特に印象深かった仕事は、ある信用金庫の経営方針の策定に携わったこと。5年、10年後、どのようなビジネスモデルを描いていくべきかについて、先方の経営陣をはじめ信用金庫内に設置されたプロジェクトチームの方々と議論を重ねました。その結果、将来の方向性を見出し、新たな方針を決定しました。私たちと信用金庫の方々がともに未来を考え、経営の根幹に関する新たな道筋を見つけられたことは、非常に貴重な経験となりました。

一方、私が入庫4年目から所属している信用金庫部のコンサルティング室(現:コンサルティング推進部 経営サポートグループ)は、支店が地域の“かかりつけ医”であるのに対して、“総合病院”のような存在です。本当に様々な経営課題に関する相談が寄せられており、そのなかで一番多い相談は、やはり収益面の改善に関するものです。相談を受けたときは、まず、信用金庫の窓口業務担当の方、営業担当の方、本部の方、経営陣など様々な方へのヒアリングを通して課題を探ると同時に、財務分析などを行い、収益構造を把握します。そこから根本的な課題を抽出し、解決のための施策の提案へと繋げていきます。例えば、「収益改善のために収益の管理体制を強化しましょう」や「人事制度を見直して、メリハリのある制度にしましょう」といった提案です。提案をするうえで気をつけなければならないことは、ただ提案するだけで終えてしまわないこと。私たちの提案した内容が信用金庫の組織風土にきちんと根付くように、フォローすることが最も重要であり、常に心掛けています。

Story 03

自分なりの強みを生かし、信用金庫を支えられる人間に

コンサルティングの仕事のやりがいは、机上だけではなく、信用金庫の方々と直に接する中で信頼関係が築けること。私たちが提案した様々な施策が、障壁を乗り越えて最終的に信用金庫の職員の方々の心に刺さり、それが実行され、うまく軌道に乗ったときは大きな達成感があります。ある信用金庫の方に、私が担当でなかったらここまで来られなかったよと仰っていただいたときは、本当にやって良かったと思いましたね。 私たちの業務はコンサルティング会社と近い内容ですが、信金中央金庫だからこその強みは、日本全国の事例が集まっているので成功事例を様々な地域に展開できること。加えて、今後は、自分自身の強みとして、専門分野を身につけたいと考えています。信金中央金庫には幅広い部門があり、専門性を磨くチャンスが多いので、私も様々な部門を経験して自分の専門分野を見つけ、その知識やノウハウを吸収したいです。そして、ゆくゆくは、専門知識を活かしてさらに深くコンサルティングできる人間になりたいと思っています。

「信用金庫のためになる仕事がしたい」という気持ちは就活の頃から変わりません。信用金庫は、営業地域が定められているため、地域の衰退や振興が密接に関わってきます。そして、大きな銀行では手が届かないような中小企業に対して、金融面はもちろん、それ以外でも支援できるという意味では、信用金庫は日本の基盤を支えている金融機関です。私もこれから経験を重ね、専門性を高め、信金中央金庫に長く勤めながら信用金庫を支え、そして日本経済を支えていきたいと思っています。

Daily Flow

ある1日のスケジュール

  • 7:30
  • 7:45
  • 12:00
  • 13:00
  • 15:00
  • 17:00
  • 出社後、メールチェック
  • 午後に行う提案のための情報収集・資料作成、意見交換の方向性について上司や先輩と相談
  • 昼食
  • 信用金庫とのミーティング
  • 報告書や議事録を作成、今後の提案の方向性について再検討
  • 業務を終えて退社

※ スライドワークを使用

Message

学生の皆さんへのメッセージ

信金中央金庫は、周りの方々が親身に相談に乗ってくださるので、働きやすい職場だと思いますよ。皆が「信用金庫のために」という想いを共有しているので、全体として力を合わせていく関係ができているのが良いところです。

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