デジタルイノベーション推進

デジタライゼーションの風を
信用金庫業界に吹き込む

他にはない独自の存在意義に魅かれ

 私の就職活動時は、いわゆる就職氷河期で不況の真っ只中でした。金融機関志望でしたが、大手金融機関の破綻・合併が進んだこともあり、正直なところ、金融機関への就職を迷いました。でもやはり、単なる銀行ではない信金中金の存在意義と、地域の信用金庫をつなぐことで実現できる可能性に魅かれ、入庫を決めました。


  

信用金庫業界の力と先端の技術でより便利な世の中へ

 現代社会でデジタライゼーションが進む中、それを「Face To Face」の信用金庫業界に取り込むことで、業界として競合他行との差別化を図れないか、日々悩んでいます。一方で、先日、シリコンバレーに職員を派遣しました。悩んでいるばかりでなく、「まずは一歩目が重要だ!駄目なら次を考えればいい」との考えを行動に移した結果でした。
「これまでの金融機関のサービスを変革する」というデジタル・トランスフォーメーションの波は、信用金庫業界の業務のみならず、私の考え方も変え始めてくれています。
 
「デジタルとリアルが融合した社会が近い未来に訪れると言われるが、日本全国の地域と高齢者、中小企業がその波に取り残されないように何ができるか。」
 
 デジタルの分野でも信金中金が信用金庫の、信用金庫が地域のプラットフォームとなり、信用金庫業界の力と先端の技術で「地域」をそして「日本」を元気に、便利にしたいと思っています。信金中金で20年近く業務に従事していますが、今が一番チャレンジングです。

  

地域のキャッシュレスを推進

 金融機関は堅く、確実なものしか取り組まないとよく言われますが、デジタルの分野は本当に進むのが早く、確実なものがない状態です。そのため、私のチームでは考え方を変え、「まずやってみて改善を後から図っていく、ダメならやめて次に進む」ということを意識して業務にあたっています。
 目下のところ、社内ペーパーレス化の実現やレイアウトの見直しなど、デジタルベースの業務運営の実現を目指した「業務改革プロジェクト」も行っていますが、デジタライゼーションが進む中で、最も注目されているのが「キャッシュレス決済」です。このキャッシュレスは、今、まさに国策として政府が推進しているもので、短期的には2020年の東京オリンピック・パラリンピックを、中長期的には2025年の大阪・関西万博をターゲットにキャッシュレス比率を倍増させようというものです。また、2019年の消費増税時の景気刺激策としても活用されています。
キャッシュレス決済は都市部では当たり前のようになっていますが、地域の商店街などではまだまだ現金決済が主流です。この波に、業界としてスピード感をもって取り組む必要があり、信用金庫業界をあげて、地域のキャッシュレスを推進しています。
 

ITと人をつなぐ”ラストワンマイル”

 デジタライゼーションと聞くと、インターネットやスマホを使った金融サービスが物理的な距離を越えて拡がっていくと想像していましたが、ITベンチャー企業の人と話していると、実際には思ったよりも普及していないという現実があります。そのため、中小企業や地域の方々に便利なサービスを届けるのは、最後は人と人の関係性だと感じています。新しいサービスを地域に届ける、そのラストワンマイルを実現するのが信用金庫だということを広く認識してもらい、大企業も新しいサービスを提供する時には信用金庫に相談しようというようになればいいなと思っています。

   
職務遍歴
 
1年目~3年目:信用金庫部

信用金庫に対するコンサルティング業務に従事。信用金庫の役職員から「信用金庫とは何か」を教えてもらう。

4年目~5年目:システム部システムセンター配属 

信用金庫部時代に活用した経営効率分析のシステム化に従事。この間に、システム的な考え方、プログラミングの知識を習得。

6年目:中小企業大学校出向

中小企業診断士の資格取得のため、社内公募に手を挙げる。信用金庫職員、商工会議所、地方公共団体から派遣された方々と勉学(?)に励む。

7年目~9年目:地域・中小企業研究所

信用金庫から出向者してきた職員と業界の将来について調査・研究を行う。

10年目~11年目:中小企業支援部

ネットワーク推進室で、信用金庫業界のネットワークバリューの向上策を検討。信用金庫取引先の売上向上に向けたビジネスマッチングや、信用金庫の年金旅行の付加価値化などを企画

12年目~13年目:海外業務支援部

信用金庫取引先のアジア進出が活発化するなか、海外業務支援部の立ち上げ、バンコク駐在員事務所の設立に従事。ほか、金庫取引先の海外進出支援、海外への販路開拓を行う。

またこの間、外部機関が行うビジネスアカデミーの社内公募に応募し、異業種の派遣者とともに経営戦略について学ぶ。

14年目~16年目:秘書役

経営トップである理事長の秘書として経営を間近で学ぶとともに、各部門との調整を行う。

17年目~18年目:総合企画部事業戦略G

事業計画・予算の作成に従事。その間、世の中のデジタライゼーションの動向とともに、信金中金・信用金庫業界への影響を調査。

19年目:総合企画部デジタルイノベーション推進室を設置し、現在に至る。

 

 
 

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